1. 第3期中期目標・中期計画から「佐賀大学のこれから~ビジョン2030~」へ

佐賀大学では、平成28~令和3年度の第3期中期目標・中期計画期間が終了することを踏まえ、令和2(2020)年4月に「佐賀大学のこれから〜ビジョン2030〜」を制定し、社会貢献のビジョンとして、「佐賀県をはじめとする周辺地域の社会変革を担う大学を目指し,産学官連携の推進による教育・研究活動の高度化を通じて,持続可能な地域社会の実現に寄与する」を掲げました。


2. 第4期中期目標・中期計画に向けて

令和4年度から始まる第4期中期目標・中期計画(素案)では、検証可能な評価指標として、地方自治体等の連携プロジェクト数20件以上(第4期平均値)を掲げました。
そして現在、教育研究の活性化のためには「組織的取組み」の強化が必要という観点から、複数のプロジェクトを包含する以下のプログラムが進行しています。

    • 佐賀県プログラム(~大学と県の連携を深める「佐賀県・佐賀大学連携調整会議」~)
      先天性免疫不全症検査プロジェクト
      コスメ科学研究プロジェクト等
    • 佐賀市プログラム(好循環の低炭素社会in 佐賀市への貢献)
      微細藻類バイオマス研究プロジェクトを通した産学官連携プロジェクト
    • 有田プログラム(肥前セラミック研究センターと有田キャンパスにおける取組)
      完全無収縮陶磁器の開発と応用プロジェクト
      肥前窯業圏の地域創生研究プロジェクト
      街並みデザインに関する研究と提案プロジェクト(Arita Project 2040)
    • 鹿島プログラム(鹿島市との協定に基づく自治体連携の取組)

3. 鹿島プログラムの位置付け

鹿島プログラムは、佐賀県鹿島市との相互協力協定に基づき、同市の地域課題である、町並み再生保存、自然環境保護、文化・伝統芸能 保存継承、観光促進などに対して取り組む「自治体連携プロジェクト」です。この取組は、第4期中期目標期間における「社会共創」による地域の課題解決の取組の一つの柱に位置付けられています。