プロジェクトの概要

〜鹿島市のインバウンド観光振興をテーマとした留学生・日本人学生による課題解決型研修とその効果の調査〜

肥前鹿島市の魅力を国内外の潜在的なインバウンド観光客につなぐため、佐賀大学の留学生・日本人学生が混成グループで鹿島市の主要観光地を訪問し、それらの魅力を表す「ストーリー」とそれを感覚的に伝達する「キャッチフレーズ」を含んだポスターと動画を制作する研修を実施しています。その研修の中で作成した動画やポスター等を提案・発信することにより、鹿島市におけるインバウンド観光振興による活性化に寄与します。
(事前学習)鹿島市の産業・観光の状況
(現地研修)鹿島市での宿泊研修
(事後研修)成果発表会等

研究代表者

准教授・石松 弘幸


所 属:

国際交流推進センター

専 門:

政治理論
異文化コミュニケーション
バルト三国の政治経済及び外交
Political Theory
Intercultural Communication
Politics, economy and diplomacy of the Baltic States

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研究成果

取組の内容

①鹿島市の産業・観光の学習

事前研修として、鹿島市の観光関連の方たちをお招きし、鹿島市の歴史、産業、観光に関する説明を行ってもらい、日本人学生・留学生の参加者が鹿島市の魅力をインバウンド観光につなげるような動画・ポスターのアイデアを考えます。

②鹿島市での宿泊研修

鹿島市での宿泊を伴う研修を実施し、留学生・日本人学生の混成グループで鹿島市の主要観光地を訪問し、地域の人たちと交流することで、その魅力を表現するストーリーとキャッチフレーズを含むポスターを制作するためのロケーションハンティングを行います。

③成果発表会

鹿島市観光課、地域振興を行っているNPO及び鹿島市の観光関連企業が審査員として参加する成果発表会を佐賀大学で実施し、参加者が作成した動画とポスターの成果を披露します。その後、鹿島市を訪問し、鹿島市長をはじめとする地域の観光関係者が参加する成果発表会を実施し、学生にとっても地域の人たちにとっても有意義な気づきを得ます。

④成果物の活用

成果物は英語の他、参加者の母国語に翻訳し、鹿島市のインバウンド観光に活用してもらいます。このプログラムのHPなどを通じて、その成果を積極的に発信していきます。また、事業の関係者にヒヤリングを行うことで、インバウンド観光や地域振興への効果や今後の可能性を学び、今後の展開につなげていきます。