プロジェクトの概要

有明海研究で蓄積された「科学」をわかりやすく市民に伝える「講座」「体験活動」「干潟交流館館内展示」を実施し、鹿島市に対して「有明海科学」を通じた鹿島市干潟交流館利活用手法を提供します。

研究代表者

特任助教・藤井 直紀


所 属:

農学部
生物資源科学

専 門:

生物海洋
閉鎖性海域
クラゲ
Biological Oceanography
Coastal Sea
Jellyfish

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研究成果

取組の内容

①有明海科学の情報提供と発信

有明海研究で蓄積された「科学」をわかりやすく市民に伝える「講座」,「体験活動」,「干潟交流館館内展示」を実施します。公開講座を年5回程度開設します。干潟交流館が主催する「環境教室」に参画します。また、有明海科学の知見を展示にて公開します。これらを通じて、市民と研究者のつながりを提供します。

②有明海生態系調査の助言とサポート

COMPASプロジェクトから連携をとっている「市民の干潟調査」について,観察方法やとりまとめ方法などの知見を提供します。市民協働の海洋観察についてノウハウを提供するとともに,鹿島市と協働する「市民による調査」が開催された際には参画します。これらを通じて、市民に対して「有明海の情報」を提供し,科学の成果を市民活動および行政施策に活かします。

③(小中学生向け)教育プログラムの構築

これまで行われてきた「環境教育カリキュラム」について受講者・関係者の聞き取りを行うとともに,新たなカリキュラムを考案します。鹿島市の実施する「環境プログラム」をより発展させ,普及活動の「手段」を増やすことに貢献します。

④インタープリターの人材育成

有明海科学の知見を整理することによって,研究成果に則した「指導者教材」を提供するとともに,インタープリター養成講座を実施し,人材を育成します。具体的には,指導者要領の考案,学びあいによる人材育成講座の実施,知見の蓄積を行い,指導者,実践者の育成に寄与するとともに,研究と市民をつなげる仕組みづくりし,佐賀大学の研究への理解を得ます。